スペシャルティーコーヒー市場で不動の存在感を誇るイルガチェフェの中でも、肥沃な土壌と1,950～2,200mと高い標高により、高品質の生産地として定評のあるチェルベサ村からの選りすぐりの一品です。輸出業者である「SNAP SPECIALTY」はチェルベサ村近辺で採れるチェリーの品質に魅了され、ダンチェというチェルベサ村の小さな集落に2019年、水洗工場を建設しました。彼らは周りの農家と良好な関係を構築し、独占的にチェルベサ村近辺からの高品質なチェリーを買い付けしています。また2022年には有機の認証も取得しています。この圧倒的な品質に世界も注目!!北欧中心にヨーロッパでも注目を集めています。ストロベリーやピーチのようなフレーバーと、香辛料のクローブのような甘く爽やかな香り。エチオピア好きのあなたには是非飲んでいただきたいコーヒーです。

”チャフはコーヒーの味にどれぐらいの影響を及ぼすのか?” コーヒー抽出時にチャフ(渋皮・シルバースキン)は渋み、エグ味などが出る一因と言われています。チャフそのもが本当にコーヒーの味に影響するのか?そこでチャフだけドリップして飲んでみました。 多少渋みは感じますがとても香ばしくてあっさりとした薄い紅茶のような味で不味くはありませんでした。 個人的にはむしろ「コーヒーの香ばしさを手助けしているのでは…」とさえ感じます。 それでも料理の職人さんレベルの舌を持つ人には我慢できない雑味として感じるのかもしれません。 結論としてそれほどチャフは悪者ではなくあまり神経質になる必要はないと思います。 もし、「お客様、ご自身で是非、検証してみたい!」との事であればご注文時に備考欄に「チャフ大盛希望!!」とお書きください。

"007は2度死ぬ!" "コーヒー豆は2度ハゼる!" 「えっ?コーヒー豆が"007"の映画の中で死んじゃうの!?」 いいえ、死にません。単なる言葉の遊びです。 コーヒー豆の商品紹介の中で「１ハゼ」「２ハゼ」という用語が時々出てきます。 例えば「中煎り1ハゼ終了」とか「中深煎り2ハゼ直前」などです。 生のピーナッツとか銀杏或いはアーモンドをフライパンで煎った方はすでにご存じかもしれませんが豆に熱を加えると化学反応で豆の内部に炭酸ガスが作られ保留されます。そして水分・炭酸ガスの保留量が限界に達すると豆の外に放出されます。その音は1ハゼでは「パシッ！パシッ！」「ブスッ!ブスッ!」と言う音がします。このハゼ音を1ハゼとかファーストクラックと呼びます。 この音は機械・コーヒー豆の種類によって異なりますが概ね2分前後続きます。 1ハゼが終わった時にシリンダー(釜)から出したコーヒー豆の煎り具合を「中煎り」と呼びます。 そして1ハゼ開始から約4分前後すると今度はピチッ!ピチッ!ピチッ!と連続した音がしだします。この音を「２ハゼとかセカンドクラック」と呼びます。 ２ハゼの音がした時点での豆の煎り具合はすでに深煎りの領域に入ります。 アメリカ式ではこの深煎りの段階をハイ、シティ、フルシティー、フレンチ、イタリアンローストなどと表現します。